移住者インタビュー
三崎町諸磯・出口彩さん

こんにちは。今回は取材・ライティングスタッフとして参加した、大学4年の鈴木がお送りいたします。

このブログは、三浦に移住された方がどんなキッカケで移住し、どのような日々を送っているかをお聞きした「移住者インタビュー」ブログです。

三浦への移住をかんがえている方に三浦での暮らしをより鮮明にかんじていただき、不安や疑問解決のお手伝いができればとおもっています。そして三浦に住んでいる方にも、これから住んでみたいなとおもっている方にも、素敵な三浦人を知ってもらうきっかけになれば光栄です。

お久しぶりの更新となりました、第5回目のインタビューは…

移住歴、4年半。

三崎町諸磯に移住された
出口 彩(でぐち あや)さん

か、可愛らしい‥‥ライター鈴木の心の声がもれてしまうほど、素敵な笑顔の持ち主でいらっしゃいます^^

横浜出身の出口さんは、都内の病院で小児科や産婦人科の看護師として勤務していました。結婚を機に、旦那さんの地元である三浦へ移住。なんと3人のお子さんの育児をするママさんなんです。

パワフルさはそれだけじゃありません。

2021年3月から「大好きな三浦が、もっと子供連れに優しい町になってほしい」という想いのもと、市民団体「おやこのあそびば こちょ」を立ちあげ、活動しておられます。

なんと聞きたいことが多い‥‥

たくさんのワクワクするお話をお聞きしましたので、早速いってみましょう^^

”三崎ってすごくいいところだけど子育ての環境は今ひとつだった”


出口さん

結婚した日と同じ日に移住してきました。結婚して産休に入るまでは都内の病院で働いていたので、3か月くらいは、こっちから東京へ通っていました。毎朝、6時1分の電車に乗って‥‥(笑)

鈴木

はやい‥‥

出口さん

住んでいるところがバス停までも遠い場所だからね。なので、毎朝旦那さんに送ってもらってました。(笑)

鈴木

こちょを結成する前に、神奈川県の起業セミナーへ参加したとお聞きしました!きっかけがあったんですか?

出口さん

子供1人目を産んでから、三崎ってすごくいいところだけど、子育ての環境に関してはいまひとつだよなってずっとおもっていて。というのも、室内の遊び場がないんですよ!

雨の日に遊ぶ場所だったり、安心して赤ちゃんが自由にハイハイできる場所がないなあって。なんかちょっとつまらないなあって。

そんなときに、たまたまインスタで「三浦半島で好きなことをしよう」みたいなキャッチコピーの起業セミナーの広告をみて。三浦半島に限定されていて、しかもコロナでオンライン開催で。ちょうど、3人目を妊娠しているときだったので、半年間の起業セミナーの期間に出産はさむなっておもったんですけど。オンラインだからいけるか!っておもって(笑)

それで、起業セミナーに参加して、そこでの学びをもとにトライアルな感じで市民団体として動き始めたって感じです。

”いずれは子どもの遊び場と託児所をつくりたい”


鈴木

現在の活動内容についておしえてください。

出口さん

インスタでの情報発信とトライアルの室内遊び場の運営です。

まずインスタはアカウントを2つ持っていて。1つは三浦の子育て情報、子連れに優しい情報を発信するアカウントです。住んでいる人以外に、遊びに来る人にもみてもらえるようなお役立ち情報を載せています。

たとえば、うらりの授乳室のところにこんなのがあるよとか、子連れで行きやすいレストランを紹介したりとか、子育て支援センターや保育園の園庭解放のスケジュールとかを載せるようにしていて。

もう1つのアカウントは、自分が企画するイベント用で。ベイシアの2階にある交流センターを借りて、自分の家からおもちゃを持っていって、月に2回くらい室内遊び場をおこなっています。

鈴木

実験の場を!!今年から活動を始めてからのスピード感!!!コロナが収まったら、常設的に展開をかんがえているんですか?

出口さん

そうなんです!!いずれ、子どもの遊び場と託児所をつくりたいとおもってます。

子育てをする中で、気軽に預けられる場所がすくないなって思ってて。

保育園の一時預かりも1週間前までに予約が必要で。クラスの様子によっては今は難しい!と断られちゃうこともあったり…こちら側も預ける理由を考えちゃいますよね。

行政や公を担っている方も、やることがいっぱいだろうなと思うので、そういう「公」が担っていることで行き届いていないところを、「民」が埋めるイメージで、自分達の活動も頑張っていきたいなと思ってます!

あと、三浦って夫婦どちらかが三浦の人って家族が多いので。で、大体お嫁さんが嫁いでくることが多いなと感覚的にあって。となると、義理の両親に向かって「ちょっとお茶したいからチビたちよろしく」って言いづらかったりするじゃないですか(笑)

ママのリフレッシュする時間がどうしても取りづらい。そういう人のための場所をつくりたいんです。

“三浦に住んで「町に対する愛情」が芽生えた”


鈴木

ないならつくろうという気持ちは、前住んでいた横浜のようになんでもあるところだったら湧かないのかなと思って。元々もっている性格が影響していたり、三浦に住んだことで「やってみようマインド」に変化があったんですか?

出口さん

もともと学級委員をやっていたり、リーダー気質ではあるかなと思います。ていうのと、旦那が三浦の人だから離婚しないかぎり、三浦にはずっといることになる(笑)ってなると、ずっと住んでいくこの三浦をよくするために動いてもいいんじゃないかなっておもって。あとは競合他社がいないのと、旦那も町おこしとか好きなタイプ。空き家改修とかアートプロジェクト企画などをしているので、その影響もありますね。

鈴木

じゃあ、周りにいるひとたちが、やってみよう!って行動に移す人が多いんですね。引っ越してからの方がそういう方に出会う機会がふえたんですか?

出口さん

多いとおもいます。そもそも三浦は自営業の方も多いし、働いていることとは別に自分のやりたいことを見つけてそれに向かって取り組んでいる人とか、三浦に貢献したいという思いを持った人に多く出会いますね。だから相談できる人も多いし、先輩たちが身近にいるから心強いんです。

鈴木

移住前と移住後で、ご近所づきあいに変化はありましたか?

出口さん

学生までは実家のある横浜にいて、就職して4~5年は東京に住んでいたんですけど。アパートの隣のひととか、誰が住んでいるかなんてわからなかった。でも、今は子供と歩いていると全然知らないおじいちゃんがかわいいね~って話しかけてくれたり、ご近所さんとも子供とか旦那の名前を知っているから、私もすんなりと馴染むことが出来ました。

鈴木

ほかに三浦に住んでいてよかったことはありますか。

出口さん

ご飯がおいしいし、畑と海が近い。海が近いのは本当にいいですね。暇だなと思ったときに、子供たちを連れて気軽に海に行けるのはすごくいい環境だなとおもいます。あとは、人があったかいのもそうです。人とのコミュニケーションを取るのが好きなタイプだし、地域との繋がりが濃いことも、私は魅力的にかんじています。

鈴木

地元は小中学生時代過ごした思い出があるから懐かしくて好きみたいな気持ちはあるとおもうんですけれど、三浦は地元ではないじゃないですか。でも、それとはまた違う「町に対する愛情」みたいなものってあるのかなあと。

出口さん

町への愛情は三浦の方が強いです。結婚を機に問答無用でこっちにきたから、あまり移住者という感覚はなくて。もう、私的には三浦人って感じがします、図々しいですけど(笑)でもね、そうおもっちゃうくらいには三浦に浸かってます。

やっぱり、物理的にも気持ち的にも、町の中で自分の存在が大きくなったというか。

町が小さいからっていうのもあるけど、自分も町の一部だなっていう気持ちになるんです。東京とか横浜に住んでいた時は、町は私のこと、別に知らないでしょって感じだったんですけどね。だけど、三浦にいると、私も関わらないといけないとおもうし、関わっているし、関わっていきたいっておもう。

三浦が好きだからこそ、三浦に住んで子育てをする人が増えてほしい、そうすることで町が元気になっていくことを自分の活動を通じて実感したいです。

“三浦の子育て世帯を増やしたい”


鈴木

では、最後に今後の展望をお願いします!

出口さん

最終的な目標としては三浦に関係する子育て世帯を増やすことで、町の賑わいに貢献することです。これを叶えるためにいろいろな小さなアクションを考えていて。

今、私もど真ん中の、0~5歳くらいのお子様を持つ親御さんが過ごしやすい三浦を作るために遊び場や託児所の施設づくりにむけて取り組んでいます。

あと、ゆくゆくはその子たちも小学生になるわけだから、子供たちのそれぞれの成長段階に合わせた居場所づくりできたら嬉しいと思っています。

あとは妊婦さんのコミュニティづくり。産んだ直後の1~3か月くらいが1番精神的にきついんですけれど、その時期に友達をつくろうとしても無理じゃないですか。だから妊婦の時から繋がりをつくっておいて、産後の1番つらい時に支え合えるような関係性づくりのお手伝いがしたいなと思っています。

私の1番の強みは、自分が当事者であることなのかなっておもいます。かゆいところに手が届くじゃないけど。だからこそ、子育て世代で、住んでいる人も遊びにやってくる人にもより三浦を楽しんでもらえるよう、様々なことに取り組んでいきたいです!


出口さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

子育てを経験した当事者だからみえてくる「もっとこうなったらいいのに…」というモヤモヤを、実際に行動に移してしまう出口さん。その行動力と積極性は、聞いていてこちらも力が湧いてきました^^ 

インタビュー中に聞いた「三浦に引っ越してきて、町の中にいる自分の存在が大きくなった」という言葉が印象的でした。たりないならつくればよい、それで町が元気になれば万々歳!という前向きな気持ちを持てるような、人と町との心地よい距離感。三浦の魅力が、リアルな声によって鮮明にわかったような気がしました。^^

つぎのインタビューもおたのしみに!

おやこのあそびば こちょ

出口 彩

横浜市出身。東京にて看護師として勤務したのち、結婚を機に三浦へ移住。現在、三児の子育てをする傍ら、市民団体「おやこのあそびば こちょ」の活動をする。SNSにて三浦市の子育て情報発信や室内遊び場の定期開催を行なっている。活動のチラシはこちら

この記事を書いた人

鈴木 珠水

北海道苫小牧出身。あだ名はたまちゃん。横浜の大学に通い、都市に関する社会学を専攻中。地元が港町だからなのか、なぜか港町に引き寄せられ、三浦にもちょこちょこ出没。オリジナルを感じる街、ライフスタイルに触れることが好き。好きなケーキはキャロットケーキ。

2022-01-28|